2009年12月2日
インドより:2年目の収穫レポート
今回の収穫ツアーはまさかの雨スタート。
普段降らない11月の雨、そしてモンスーンも例年より1ヶ月遅れました。
旅先で出会った異常気象でした。
もともと丈夫でない道。雨が一層の悪路を作り出します。
ジープででこぼこを躱しながら、ハマって傾きながら、ひたすらプレオーガニックコットン畑を目指します。
脳を丹念に3時間ほどゆらして、村に到着します。
さて、突然ですが、パンフレットにも出演いただいた、Radheshyam Yadav Pagakhediさんのポートレート。
かれは “POC2“と呼ばれる、プレオーガニックコットンプログラム参加2年目の農家さんです。2年前、農薬を使うのを止める、という段階から、毎年お話を伺っています。
上が2年前、プレオーガニックコットンにチャレンジする前のお家。いわゆる“わらぶき”作りの家ですね。
そして、今年。
背面右側の白いレンガの建物がRadheshyamさんの新居!です。
2年間のプレオーガニックコットンへの取り組みが一因となって、新しいレンガの家を買うことができたというのです。
わらぶきの家が白いレンガに変っていて、、
家は、大分きれいに、広々となりました。
ニット帽がおじいさん、Radheshyamさん、そして3人の息子と嫁、たくさんの孫が、この家に一緒に住んでいます。
この家を建てるのに必要なコストは100,000ルピー。日本円でおよそ200,000円です。Radheshyaさんは、プレオーガニックコットンプログラムに参加して、年々50,000ルピーの経費が削減されたとのことです。これには農薬の購入代と、ローンの金利が含まれます。農薬を使わない分、収穫(売上)が2~3割落ちますが、それをプレミアムで一部補い、家購入につながる収入増となりました。
別の村に移動して、、
この方、Gopal ShivsinghさんはPOC1(プレオーガニックコットン1年目)のファーマー。特に、農薬等を買う際にローンに頼る度合いが減り、生活レベルが改善されたこと。そして印象的だったのは、右腕にできた原因不明のこぶ。内服薬でこぶの腫れをちらしているとのことですが、農薬を使わなかった今年、症状が改善したとのことでした。
雨が降る前に、ファーストピック(第一回目のコットンの収穫)を急いで終えたとのことで、今回畑でコットンを多く見ることはできませんでした。
写真は、雨が上がった日の入り前の一瞬で撮った、コットンの花とコットンボールです。花は最初に白。そして黄色に変色してコットンボールへと成長します。
翌日、晴れた空の下、白いコットンを見ることができました。
これから、セカンドピックの季節を待ちます。
今回のPOC収穫メンバーは、右から;
伊藤忠商事 大窪さん
伊藤忠商事 中村さん
らでぃっしゅぼーや 松井さん
この畑のオーナー(POC1) Nanka sumla makranaさん
伊藤忠商事 狩野さん
Lee Japan 細川さん
伊藤忠商事 小野さん
伊藤忠インド 増住さん
kurkku 江良
ラジエコファーム(検査官) Ganesh Karmaさん
そして、カメラマンは中野幸英さんでした。
2年目の収穫メンバーは、このプロジェクトが本当に根付いていくために、
礎と言っていい、大きな役割を果たされています。
畑から収穫された綿を日本に運び、みんなの手にとれる商品を作り、流通させていくこと。
プレオーガニックコットンプログラムのチャレンジは続いています。


