one mile wear by URBAN RESEARCH Creative Director Interview
今年新たに誕生した話題の商業施設「代々木VILLAGE」に、プレオーガニックコットンを使用したURBAN RESEARCHのオリジナルブランド"one mile wear by POC"の全アイテムが揃う、初の路面店「one mile wear by URBAN RESEARCH」がオープンした。そこで、URBAN RESEARCHのクリエイティブディレクターを務める新山浩児氏に、one mile wear by POCの成り立ちやブランドコンセプト、また新店舗に込められた想いについて話を伺った。
都会のGREAT ESCAPE、代々木VILLAGE
代々木駅から徒歩1分の場所に現れた、緑豊かな商業施設「代々木VILLAGE」。音楽プロデューサーの小林武史と大沢伸一を中心に、インテリアデザイナー・ワンダーウォールの片山正通、イタリアンレストラン「イル・ギオットーネ」オーナーシェフの笹島保弘、プラントハンターと呼ばれる花・植物生産卸売業「花宇」5代目の西畠清順という錚々たる面々が、この施設のプロデュース陣として名を連ねている。
イタリアンレストラン「code kurkku」のほか、カフェやベーカリー、書店、ギャラリーといった店舗のコンテナが賑やかに並ぶ。ここにオープンしたのが、リラックス&ラグジュアリーを追求するライフスタイルショップ「one mile wear by URBAN RESEARCH 」。プレオーガニックコットンを使用した、URBAN RESEARCHのオリジナルブランド"one mile wear by POC"の全アイテムが揃う、初の路面店だ。
私たちの周りの“one mile”を豊かにする、「one mile wear by URBAN RESEARCH」
店内に一歩足を踏み入れると、そこに広がるのはコンテナとは思えないようなスペース。温かな木の質感と重厚感のある床石が洗練された空間を演出し、まさにone mile wear by POCのブランドコンセプトである「1 mile Luxe for life」を体感できるショップが誕生した。
one mileをイメージした家の門のデザインは、平林奈緒美さんによるデザイン。エコバックはバリエーションも豊富なので、それぞれのライフスタイルに合った使い勝手のよいサイズが見つかるはず。
今回のオープンにあわせて、one mile wear by POCオリジナルのディッシュやカップも登場。甘くないデザインは男女問わず使えるので、プレゼントにもぴったり。
今シーズン初登場のボタンダウンシャツとシャツワンピースは、細部にまでこだわりが感じられるデザインが魅力。シンプルな着こなしで、素材そのものの良さを感じてみて。
one mile wear by POCのオリジナル商品以外にも、店内にはURBAN RESEARCHがセレクトしたリュクスな雑貨やコスメなどが揃う。
代々木VILLAGEの庭のプロデュースを手がけたランドスケープ・デザイナー西畠清順氏。彼が世界中から集めてきた植物も、ここでは手頃なサイズを購入できる。廃材を再利用したMACOOのスタイリッシュなプランターもおすすめ。
URBAN RESEARCHクリエイティブディレクター新山氏が語る、one mile wearのストーリー
―one mile wear by POCが生まれたきっかけを教えてください。
実は7年ほど前にURBAN RESEARCHでも、オーガニックコットンの商品を取り扱っていたんです。でもそのときは、まだオーガニックコットンがそこまで認知されていないこともあって、全然売れずに2年くらいで終わってしまった。その後、伊藤忠さんからプレオーガニックコットンプログラム(以下POC)の話を聞いて。もともと僕自身はkurkkuのショップにも行ったことがあって「面白い取り組みをしているな」と思っていたので、ぜひやりましょうということになりました。
そんな頃、僕がMDを手がけるショップ「URBAN RESEARCH Store」が2010年の5月に大阪でオープンすることになって。そこで、自分のなかでずっと構想としてあった、「one mile wear(=1マイル、約1.6kmぐらいの範囲で着る服)」というホームウエアとタウンウエアの中間的な服のブランドをPOCを使ってやってみようと思い、スタートしました。もともとは1店舗のみの展開だったのですが、他店のスタッフたちからも「one mile wearを取り扱いたい」という声があり、どんどん広がっていって。今では、年間で2万枚ほどを生産するまでになりました。one mile wear by POCは、スタッフの評判がすごく良いんです。結局、スタッフが良いと思わない服は売れないですから。それは一番良かったなと感じていますね。もちろんスタッフがPOCを理解していないと意味がないので、背景にあるストーリーはしっかりと共有しています。
―one mile wear by POCのデザインコンセプトは?
今は、世の中の流れ的にもナチュラル系とかほっこりした感じの服が多くて、オーガニックコットンに関してもそういうイメージが強いですよね。でも、僕はもともとデザインの効いている服がすごく好きなんです。だから、「ナチュラルな雰囲気ではない、オーガニックな素材を使ったデザインものの服があってもいいじゃないの」と、これまでにないものを作ろうという思いでデザインしています。
インドのオーガニックコットンはとてもしなやかで質が良いので、one mile wear by POCのコンセプトにもぴったりの素材なんです。いつも言うんですが、女の人には家でノーブラで着てもらいたいんですよ(笑)。そのくらい、リラックスして着てほしいですね。また、キャリアウーマンをイメージしているので、家だけでなく出張での旅先やホテルからも1.6kmの範囲で着られるようなデザインにしています。カラーバリエーションも統一しているので、ラグジュアリーな雰囲気が出ていると思います。肌に触れるものは、信頼度が高ければ高いほどいい。それを裏切らないような物づくりをしていかないといけないなと思っていますね。
―one mile wear by URBAN RESEARCHの反響はいかがですか?
僕はURBAN RESEARCHに25年ほどいてハウスブランドもたくさん作ってきましたが、ブランド単体で店を出したのは初めてなんです。反響はすごいですよ。この店だけでなく、「代々木VILLAGE全体がすごくいい」と言ってくださる方がたくさんいらっしゃって。代々木という場所が良かった部分もあるのではないかと思います。ロケーションも素晴らしいし、プロデュースしているのもすごい方々ばかりだし。それに、上質なものを知っているお客様が多い印象ですね。今までURBAN RESEARCHには来なかったお客様が来てくださるので、とてもうれしいです。one mile wear by POCでは、製品のクオリティと現場感という部分を大事にしています。今回の店舗はそのふたつが兼ね備わっているので、この世界観を実際に見て感じてもらえたらと思います。
―今後はどのような展開を予定していますか?
もっとアイテムも充実させていきたいですね。今シーズンからは、これまでのカットソーだけでなくシャツ素材の商品も展開しているのですが、とても好評なんですよ。今までのコレクションは少しエッジのきいたデザインを多めに取り入れてきましたが、次の2012春夏コレクションでは、そのエッジをより進化させます。具体的にはまだ言えませんが、『女性らしい』をテーマにデザインしています。かわいいものができそうですので、楽しみにしていてください。

