インド南西部にあるインドール郊外の畑で生産されるプレオーガニックコットンは、近くのGIN工場 <ラジ・エコ・ファーム(RAJI ECO FARMS)> で精製され、インド南部にあるコインバトールの紡績工場 <パットスピン・インディア(PATSPIN INDIA LTD)> にて綿糸となり、欧米諸国や日本に出荷されます。
畑
種まき
インド最大級のオーガニック農業支援団体ラジ・エコ・ファームでは、毎年3月頃、プレオーガニックコットンプログラム参加農家を募集しています。種まきは乾季が終わり、雨季が始まる6月〜7月にかけて、いちばん最初の雨が降ったあとから始まります。

種はあずきのような色、形をしています。
花は白く、透明感のある色合いです。
コットンが顔を見せる前のつぼみの状態。コットンボールと呼ばれます。
収穫
11月、インドの乾季は綿花収穫の時期です。
プレオーガニックコットンの畑で育った綿花はどれも大きく、農薬でやせほそった畑よりもずっと大きな実を結びます。
綿花の収穫はインドの農家では幸せな仕事です。
コットンのアップ写真。
つぼみがはじけて、中からコットンの繊維が出てきます。
工場
畑で収穫されたプレオーガニックコットンはGIN工場 (ラジ・エコ・ファーム) に集積されます。

GIN工場では、集積されたコットンの精製を行います。

そして紡績工場へと運ばれていきます。
紡績工場 ( PATSPIN )
パットスピン・インディアのあるインド南部のコインバトールは1930年代に綿紡績業で急成長した工業都市。
風力発電の巨大な白い風車とヤシの木が有名で、辺り一面に広がります。
パットスピン・インディアは、消費電力量の約65%を風力発電でまかなっており、環境に配慮する糸作りを続けています。
敷地面積は約372,818平方メートル、東京ドーム約8つ分。オーガニックコットンの年間生産量は約1,500トンで、総生産量の約25%にあたります。

精製済みのプレオーガニックコットンは工場内に運ばれます。
ひとつ約160kgの重さがあり、とても大きな塊です。
その後、ゴミなどの不純物が混ざっていないかをチェックし、糸を紡ぐ行程に入ります。
工場は自動化が進んでいて大量の機械が同時に同じ作業を高速で進めています。
まずは細い繊維を、太い一本の糸にするところからはじまります。
そして太い糸をよって、徐々に細くしていきます。
機械には"ORGANIC COTTON"と明記されています。糸をまきつけるコーンもオーガニックと、通常コットンと、表記をわけて決して混ざらないようにしています。
糸は番手ごとに作り分けられています。
番手とは糸の太さを指しますが、単純に番手=太さではなく、原料の重さから何メートルの糸ができたかを指します。
綿糸は綿花のふわふわの部分を撚ってつくられますが、撚りが強いと細く、弱いと太く見えます。
番手の数字が大きくなるほど長く細い糸だといえます。
これが次の段階の機械。高速回転で、さらに滑らかに糸を細く仕上げていきます。
緑色に光る内蔵センサーが、糸の「ダマ」の部分を感知し、一度その部分だけを切断し、その後糸と糸を再びつなげるところまで機械化されています。
一度切れた糸を瞬時に繋げられるのは驚きです。
ダマのない滑らかな糸でないと肌触りのいい生地ができないのです。
こうしてできあがるのが、Yarn(ヤーン)と呼ばれる綿糸です。
このYarnは箱詰めされ、世界各地へと出荷されます。




